意外と知らない正しいカーテンの取り付け方
あなたの知らないカーテンの世界
皆さん、カーテンって簡単だと思っていませんか?
でも実は、カーテンというのは、意外と奥深い世界なのですよ!
窓まわりの装飾には、日本古来の障子。
あと近代の西洋式建築においては、ロールスクリーン、羽が横型についてるブラインド、縦型についてるバーチカルブラインド、ロールスクリーン、カーテンなど、用途やデザイン性において様々な選択肢があります。
今回は、20年経過したカーテンの交換工事の施工例です。
こちらのお客様のカーテンは、経年劣化で色褪せもしてますし、幾度となく繰り返した洗濯で、
丈が縮んで、ツンツルテンになってしまいました。
吐き出しの廊下のカーテンも丈が縮んでしまって床から5センチくらい隙間が出来ていました。
カーテンの機能について
カーテンは、単に外からの目隠しだけでは無く、遮光、遮熱、リラックス出来る装飾性など、様々な機能があります。
短か過ぎるカーテンは、そこから冬は、熱が逃げてしまい寒くなります。
夏は、太陽光の熱も入って来てしまいます。
なので、長さも正確にオーダーする意味があります。
カーテンの生地、色選び
今回は、グレー系の色合いが、お客様のご希望でした。
でも単に中間色的なグレーで無く、グレーベースの色にバランスよく暖色と寒色が、混ざった生地をご提案させていただきました。
季節ごとにカーテンをつけ替える事が出来れば、理想的ですが、ご予算も2倍、3倍とかかってしまいます。
なので、夏でも暑苦しく無く、冬でも寒々しくない生地をご提案したわけです。
カーテンレールについて
今回は、元々付いているカーテンレールを再使用するのが、お客様のご希望でした。
ですが、⬆️カーテンレールを支えるブラケットという金具が、所々、壊れていたり、とれて無くなっていたので、新しいブラケットを取り付けしました。
カーテンには、右、左がある!
ところで皆さん、カーテンは、右、左があるって事ご存知でしたか?
⬆️上の写真のようにラベルが、右下か左下に必ず付いています。
右下に付いているのは、右側。
左下に付いているのは、左側です。
ここ、大事なポイントなので覚えておいてください!
ではカーテンには、何で右左があるの?
カーテンの縫製は、中央で柄合わせして左右に繋ぎ縫い合わせていきます。
なので左右が逆になってしまうと、真ん中で柄が合わなくなってしまいます。
ほとんどの場合、カーテンは、中開き( なかびらき) と言う、真ん中から、左右に開くタイプです。稀に横幅の狭い窓ですと片開きという1枚タイプにする場合もあります。
⬆️上の写真で僕が、指差ししているのが、
マグネットランナーと言う物で、
ここでカーテンを左右に開けるようになっています。
なので、カーテンをかけるときは、
まず右のカーテンは、右のマグネットランナーからかけて行きます。
左のカーテンも同じく左のマグネットランナーからかけていきます。
プロが教える正しいカーテンのかけ方
カーテンの掛け方は、片手で掛けて行くのが、
ポイントです‼︎
カーテンの重さを利用してランナーとフックにテンションをかけながら、カーテンを引っ掛けていくと外れません。
これは、僕の30年のキャリアが物語ってます。
信用してください(笑)
マグネットランナーに一つ目のフックをかけて、次に隣のランナーにかけていきます。次々とかけて行くと最後のエンドキャップまで行くまでにランナーが足りなくなる事が良くあります。
その時は、エンドキャップをドライバーで外して、不足しているランナーを追加します。
こちらのカーテンレールは、トーソーというメーカーのC型レールで最も普及しているカーテンレールなのでランナーは、容易に手に入ります。
不足しているランナーを追加したら、エンドキャップを取り付けます。
エンドキャップについてるリングにカーテンの端っこのフックを引っ掛ければ終了です。バッチリ綺麗におさまりました。此方のお宅は、築200年の伝統的日本建築ですが、日本的雰囲気のあるファブリックなので、違和感なく綺麗におさまりました。
カーテンや窓装飾について疑問があれば、
畳・リフォームの広嶋屋の本田まで、遠慮なくお気軽にお問合せくださいね。
僕の知ってる事は、全てお答えしますよ!